僻地フィールドワーク

長野県民医連の医系学生新入歓迎企画が、5/20~21に行われました。今回はへき地医療を学ぶということで、下伊那郡の北部にある大鹿村へ行ってきました。ここは、重要無形民俗文化財となった「大鹿歌舞伎」や日本ではあまり見ることができない「ヒマラヤの青いケシ」が有名な村です。人口は、1053人。65歳以上の方が47.9%という高齢者が多く住んでいます。診療所に医師が平日のみ派遣されてくるだけで、あとは村外にでないと医療が受けらません。村外の病院へ行くのにも車で1時間以上かかってしまい、緊急時にはドクターヘリにて病院へ行かなければならないような場所です。そんなへき地の医療を考えるフィールドワークに、奨学生を含む医学生7名、看護学生10名が参加しました。

フィールドワークでは、診療所や村唯一の施設を見学させてもらい、大鹿村の医療・介護現場を直接見ることによって、大鹿村の現状を学ぶことができました。

学生たちからは、これらの学びを通じて、「住民主体の重要性を強く感じた」「医療者の態度として、地域で住民と一緒に生きていくことが大事と思った」などの感想も挙げられ、医療者像を深められた良い機会となりました。

 

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