先日、当院の回復期病棟を退院された方から素晴らしいお手紙をいただきました。御本人様・御家族様より、了承を得ましたので、紹介したいと思います。

 

私の病気は脳梗塞です。来た当時は、歩けなくて立つことも出来ない状態でした。これで歩けるようになるのかと心配と不安でした。毎日3時間のリハビリが続きました。不安と心配で毎日が過ぎ、とにかくやっていただくことに一生懸命でした。

入院して100日が経つ頃になると立つことが出来、歩く練習も少しずつ出来るようになりました。こちらのリハビリスタッフは、毎日身体の様子を見ながらやって下さり、現在、医療の進歩が進んでいる中に、人の手だけで治していくという事は、大変なことだと思います。とにかく夢の様な気がします。

~中文略~

初めて一人で歩く姿を娘が見たとき、立ち上がって手を叩いて喜んでいたそうです。その姿を他の患者さんが見て涙が出るほど嬉しかったと言って、病室へ来て話してくださり、私まで涙を流しました。家族の見守りも大きいと思います。家族に感謝です。

これまでになったのは、リハビリスタッフの皆さんのおかげです。毎日、身体の様子を見ながらやって下さるので安心です。魔法の手をもっている皆さんに頑張ってほしいです。日本を代表して世界に行き、人を助けて上げてください。人を助けると云う事のすばらしいものを持っています。

大きな夢をもってやってほしいと思います。

 

毎日・毎日のリハビリを一生懸命にやってきたAさん。退院した今は、ご自宅に帰られ、娘さんに怒られるほど動き回っていると伺いました。回復に携われた一員として、こんなに嬉しいことはありません。

これからも患者様に満足していただけるリハビリを実践していけるよう、日々、精進していきたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

上伊那生協病院

作業療法士 小林和宏

理学療法士 掛川廉