4月10日、諏訪共立病院にて2019年度長野県民医連リハビリ技術者新人研修会が開催されました。

例年、この4月に長野県民医連各病院、事業所に入職されたリハビリ業務に携わる新入職員を対象とした研修会となります。当法人からも複数の新入職員が参加しました。また当院からは講師、アシスタントとしてPT宮沢、PT酒井も参加させていただきました。

一日講義、実技通してセラピストマインド、コミュニケーションスキル、ハンドリングスキル等を新入職員同士で経験していく貴重な時間となっております。

PT宮沢からは講義、実技として対象者に対してどう触れて、動かしていくのか、日常での臨床を通して、背景理論等をお伝えさせていただきました。実技では実際に触れて、動かしていく中で何を感じ、やり取りをしていくかといった「相互作用」を経験していただきました。

つまり、介入し相手を誘導していく、その先に動いていってもらうためには一方向ではなく双方向のやり取りが必要と考えています。コミュニケーションでも同様に相手とのやり取りは重要ですよね。

対象者の姿勢、動作へ介入していくためには全身をどう捉えてコントロールしていくか(とても難しいことですが…)、そのためにはセラピスト自身の姿勢をどうコントロールして相手に伝えていくのかといったことも経験していただけたと感じています。

同じ患者様、利用者様、対象者の方はいらっしゃらないからこそ、個別性に配慮したオーダーメードの介入を考え、提供していけるセラピストとしてともに頑張っていきましょう。

 

上伊那生協病院 理学療法士 宮沢規章