カテゴリー: はびろの里

コロナ禍でのご家族さまとの繋がり

Aさんはご自宅で畑仕事を日課とし、家族に育てた野菜を食べてもらう事を楽しみに畑仕事をされていました。また日々の様子を日記に記し過されてきました。関わらせて頂く中で“日記をかく”“畑をする”“家族と話したい”と想いがあり、その中でも家族に畑の事を教えたいとの想いが強くありました。

リハビリの中で書字練習を始め、辞書を使いながら文章が書けるようになり、多職種と連携してご家族との交換ノートを始めました。交換ノートには野菜づくりのアドバイスなどを書かれていました。

Aさん自身も野菜を作りの想いもあり、多職種でどのように作業を進めていくのか検討し、ベランダでの野菜づくりに挑戦しました。野菜の成長記録もノート記していました。

この夏ピーマンとキャベツを収穫し、ご家族さまに、自宅で食べて頂きました。食べた感想も書かれておりAさんのとても嬉しそうな姿がありました。現在は、二十日大根と人参づくりをしています。

コロナ禍で出来ない事が増えましたが、その中でもできることを模索しご利用者さま、ご家族さまの想いに寄り添った個別ケアを多職種で共有し継続した関わりを続けていきたいと思います。

はびろの里 作業療法士 中野龍美

老健での口腔ケアを考えよう!

9/21(水)に老人保健施設はびろの里で施設協力歯科医院のみらい歯科クリニック 新村弘子先生より口腔ケアについての ご講義をいただきました。

本日の講義では…

・口腔のケアにおける基本的な歯科治療の知識

・誤嚥性肺炎を予防していくためのケアの重要性

・「食べる」を継続するための歯科、嚥下の機能

などをご講義いただきました。はびろブロックの各部署から日中の時間帯ではありましたが、多数のスタッフが参加し熱心に聞き入っている姿が印象的でした。

令和3年の介護報酬改定では「リハビリテーション・機能訓練、口腔、栄養」の一体的な取り組みの推進が提起されました。はびろの里では多職種と連携しながら利用者様が安全に楽しく食べるためのケアを意識して取り組んでいます。私たちリハビリスタッフもこうした口腔機能・口腔ケアの基本的な知識を積み重ねながら利用者様・ご家族様の想いを実現できるお手伝いをしていきたいと考えています。

 

はびろの里 作業療法士 小原貴之

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