毎年恒例となっている「へき地医療フィールドワーク(以下、へき地FW)」に医学生10名、看護学生13名が参加しました。
今年の訪問先は下伊那郡泰阜村。人口1,700人程度の方が住み、山間部に広がる美しい棚田や、自然豊かな景観は訪問者の目を引きます。
このへき地FWは、松島村長や診療所所長の島田先生からの講演、患者さん宅訪問などを行い、その後は「これからの超高齢社会や地域社会の変化の中で、医療者として大切なこと」をグループで話し合いました。参加者はこれらを通じて、地域から求められる医療者像を深めると同時に、今後の医療・介護・福祉の果たす役割について考えました。
2日目は、春の新緑を満喫しながら、秘境駅と呼ばれている田本駅から飯田線で帰路につきました。
参加した医学生からは、「もっと医療の実態を知りたい。患者さんの視点が大切だと感じた。」などの感想が寄せられました。
現地の方の生活を自分のことのように考えつつ、身体いっぱいに自然を感じながら楽しく学習することができました。積極的に学ぼうとする学生の姿は大変心強く、明日の医療を担う医療者に向かって歩み始めています。