2018年8月18日(日)~8月22日(水)上伊那生協病院にて、当院に在籍されているボバース国際上級インストラクター大槻利夫理学療法士 の指導によるボバース上級講習会が開催されました。上級講習会は当院では初の開催です。
国内からは北は岩手県、南は鹿児島県まで17名、 海外からは中国から3名、総勢20名の理学療法士・作業療法士が受講されました。
10名の患者様にご協力いただいて5日間の治療実習の他、講義・実技指導が行われました。アシスタントとしてボバース基礎講習会インストラクター高村浩司先生と小野剛先生も来られ、オブザーバーに鮎川将之先生と、とても充実した講習会でした。
「患者様にもっと良くなって欲しい」一番大切な気持ちから、時間もお金もかけて、家庭や職場の理解を得て、全国から集まった受講生さん。休憩時間も熱心にディスカッションや練習を実施し、より知識と技術を高めようとがんばる姿は輝いていました。中国から来られた受講生3名と通訳兼オブザーバー2名の方たちともボバース用語やジェスチャーなどでもコミュニケーションを図りながら治療実習を展開されており、ボバースは国際的な治療法で患者様に良くなって欲しいという思いは国内海外問わず、私たちセラピストの共通の思いと再認識しました。協力してくださった患者様たちも5日間の中で大きな変化が得られ、ジャンプができるようになった方もいらっしゃいました。
「講師の先生を追い抜くことはできないかもしれないけれど、追い続けることはできる」と言っていた受講生さんがいました。学ぶこと、成長し続けることは、この仕事をしていく上では絶対的に大切と改めて思いました。
上伊那生協病院 橋場美樹