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脳卒中に対する臨床上肢機能アプローチ

日本作業療法士協会会長 山本伸一先生編著の

「PT・OTのための脳卒中に対する臨床上肢機能アプローチ」~弛緩から痙性・失調・肩の痛み、高次脳機能障害等に対するMovement-Therapy~

が三輪書店さんから発売されました。

第2章 支援技術 1    症状別への実践 5失調症 「②体幹を中心としたActivity・生活への展開アプローチ」の項目を 当院作業療法士橋場美樹が執筆しています。

臨床で悩みがちな疾患別症状に対して事例を通して介入の視点が掲載されているため、臨床家にとってわかりやい1冊です。

 

地域の健康づくりの様子をお伝えします♪

地域の健康づくりにも当法人のリハビリスタッフが多く活躍しております!

ここ最近は、班会や地域の健康づくり活動が大変活発になり、「より専門的な話を聞きたい!」と、職員の要請も多くありがたい限りです。

一部の活動を紹介していきます!!

① 辰野町秋まつりボランティアセンター 小田切みのりさん(病院・作業療法士)

20名ほどのご参加があり、認知症予防・健康づくりの体操を実施しました!

② 箕輪町松島 百縁カフェ 浅川佳澄さん(病院デイケア・作業療法士)

毎月行っている松島百縁カフェですが、今回も認知症予防に関する体操を実施しました!

③ 第4回上伊那健康づくりセミナー

約半年に1回実施しているこちらのセミナーですが、今回は元生協病院職員で、現在きみづか整形外科所属の渋谷佳樹さん(理学療法士)を招き、ご講演いただきました!

④ 生協病院健康まつり

約4年ぶり開催の健康まつりですが、医療講演に元生協病院職員で、膝のエキスパート、加納拓馬氏(元生協病院職員・理学療法士)をお招きして開催しました!

⑤ 上伊那退職教職員の会 中村一希さん・倉田学さん(病院・理学療法士)

「冬に向けて必要な体作り」をテーマに、当院の理学療法士を派遣して実施しました!ただ講演を聴くだけでなく、クイズ形式にして体験してもらうよう工夫されました!

⑥ 伊那市中学生キャリアフェス2023 有賀康大さん(組合員センター・作業療法士)

伊那市の全中学2年生を対象とした、「伊那市中学生キャリアフェス2023」に、上伊那医療生協としてブースを出展しました!看護や介護、リハビリなど当法人の強みを生かしたブースに大勢の皆さんが寄ってくれました!

 

 

ユニットケーススタディー

今日はユニットケーススタディーでした。

回復期リハビリテーション課では回復期リハ病棟を4つのユニットに分けてチームで担当しており、今日はA西ユニットの患者さんのケーススタディ-でした。

上肢の痙縮が強い患者さんでしたが大槻利夫先生(ボバース上級講習会インストラクター・神経系専門理学療法士)の指導のもと1時間の介入で上肢の痙縮が緩み、指の動きがわずかに出現し患者さんも変化に驚かれていました。ユニットスタッフみんなで学び、みんなが技術習得することで今後さらに改善が期待できます。

ケーススタディーのあとは実技練習をみんなで実施しました。最近中途入職された既卒のOTさんも患者さんの大きな変化に大変驚かれて熱心に実技練習をされていました。

患者さんとの合意目標が達成できるように、私たちも日々、ブラッシュアップしていきたいと思います。

上伊那生協病院 回復期リハビリテーション課 橋場美樹

変形性膝関節症の勉強会が行われました

10月28日(土)

上伊那生協病院リハビリテーション部では、外部講師の加納拓馬先生をお招きして、「変形性膝関節症の研究最前線 OA疾患に対するリハ診療のすゝめ」と題して勉強会が行われました。

加納先生は、上伊那生協病院で理学療法士としてのキャリアをスタートされ、現在は埼玉県のクリニックに勤務されており、臨床業務のみならず研究や学会発表も多数行われております。膝関節の研究が国際誌のジャーナルに掲載されるなど幅広くご活躍されています。

今回、リハビリテーション技師を対象として現代医学における最新の知見を交えながら、変形性膝関節症に対する医学的診断に用いられる検査や罹患者の特性、膝関節の変形を進行させる因子と予防・改善策についてご講演いただきました。

本邦における変形性膝関節症の罹患者は約3000万人と推定されており、実際の臨床現場で膝の症状に困っている方に直面することは多々あります。

講義の中では、膝関節の疼痛の具体的なメカニズムやそれに対する治療の実技を行っていただき大変貴重な機会となりました。

また、内側半月板後根損傷(MMPRT)がOA進行のリスクファクターになることなど、聞きなれない言葉ではありましたが改めて学ばせていただくことが出来ました。


講義の最後に、研究や多数の学会に参加されている加納先生からチャレンジすることの大切さについてもお話をいただきスタッフ一同、大変刺激になりました。

今回学んだことを日々の臨床に活かし、患者様に少しでも良い治療ができるよう更なる知識・技術の研鑽に励んでいきたいと思います。

上伊那生協病院 理学療法士 岡部高明

スウェーデン・ボバース上級講習会参加報告

2023年6月、スウェーデンのマーストランドで開催されたボバース上級講習会を受講してまいりました。(受講者は日本からの他、エジプト、イタリア、デンマーク、スウェーデン、フィンランド、ノルウェーと北欧のセラピストを中心に大変国際色豊かな講習会となりました。)

私自身初めての海外講習会への参加となりました。またここ数年コロナ禍の中、国内のリハビリテーションの講習会はオンライン研修会が中心となっている中で、対面講習会で尚且つ世界のセラピストと共にディスカッションし、治療実習、実技練習など一緒に行えたことは大変貴重な機会となりました。

同じように日々の臨床に悩み、それでも目の前の対象者に対して「なんとかしたい」「障害をおっても個々に持つ潜在能力を引き出したい」といったチャレンジする思いは集まったメンバー世界共通であり、言語だけではない想いを感じることができました。またボバースコンセプトはこのコロナ禍の中でも止まる事なく発展し続けていることを肌で感じ、自身の知識をアップデートできる時間となりました。

海外での講習会への参加は初めてであり、英語も踏まえて不安は大きいものでありましたが、講師や他の受講生ら北欧メンバーは温かく、自身の拙いスキルに対してもディスカッションの幅を広げてくれたため、ホスピタリティーを大いに感じることが出来た素晴らしい講習会になりました。

最後に

今回の参加は言語、技能すべてにおいて挑戦でありました。単なる経験で終えるのではなく、日々の臨床場面に還元すること、そしてリハビリ部門全体の研鑽につなげていきたいと思います。

上伊那生協病院

理学療法士 宮沢 規章

 

 

作業療法士を募集しています

上伊那医療生活協同組合では2024年度4月採用の作業療法士を募集しています。

募集人員:作業療法士(OT):2名(新卒/既卒)

就職説明は、随時実施しております。

お電話もしくは問い合わせメールでお問合せください。

 

採用試験を受かられる場合、当院ホームページ(http://seikyohospital.kamiina-mcoop.com)より履歴書をダウンロードいただき、履歴書と成績証明書(新卒者)の送付を事前にお願いしております。採用試験の日程については病院見学時に相談させていただきます。

 

お問合せ:上伊那生協病院 リハビリテーション課   橋場美樹

電話0265(79)1731

お問い合わせ | 上伊那生協病院・上伊那医療生活協同組合グループ 総合求人情報サイト (kamiina-mcoop.com)

 

健康は地域のコミュニティから!班会講師をしてきました。

上伊那医療生活協同組合では、現在 組織活動強化月間中です。

ペア支部である辰野支部で行われている班会に、講師として作業療法士の松澤が参加してきました。

こちらの班会は、とてもお元気な奥様方が多く、「スクエアステップ」「バランスボール」をとても活気ある雰囲気でを行われていました。私もやらせていただきましたが、これがとても難しい!😂

私は今回「認知症予防について」の講義と、認知症予防体操を行わせていただきました。皆さん熱心に聞いてくださり、質問も多くいただきました。       特に、”難聴”は認知機能低下が起こりはじめる大きな要因となること。脳は使おうとしないとどんどんサボってしまう臓器であることは、「どきっとした」とおっしゃられていました。

認知症予防体操では、コグニサイズ シナプソロジー  を行い、頭と体を使いながらたくさん笑おう!を体現してくださる大盛り上がりでした😊🙌

国・県の名前を言いながら、お手玉キャッチボール 🖐

投げる人が 「国」or「県」 と言って、受け取る人が 「日本」「長野県」と言いながら受け取ります。                            咄嗟に出てこないのがまた面白いし、頭の運動になります!↓

たくさん笑ってお話をしたり、他者とのコミュニティの場に出ていくこと。これは、フレイル予防だけでなく、認知症予防にとても効果的です。

笑ったら体が熱くなってきた!これは孫とも出来そうだね!                  こんなのは初めてだ! 来てくれてよかった!とうれしいお言葉もいただきました。

今回、班会に参加させていただき改めて、地域の方々のコミュニティが健康増進に繋がっていること、生協の組織は組合員さんや地域の方々に支えられていることを感じました。未熟ではありますが、このような形で地域の方々の健康増進のお手伝いをさせていただき良い機会になりました。

 

上伊那生協病院 回復期リハビリテーション課 作業療法士 松澤きらら

BOBATH CONCEPT Information Courseを受講してきました

今回、「BOBATH CONCEPT Information Course in 埼玉」に参加させていただきました。

コロナ禍が続いていたことから、約4年ぶりの開催とのことでした。対面での研修が難しいなかで、特に実技を踏まえたこの研修に参加できたことはとても貴重な経験となったことを強く感じます。

まず、今回の研修では、当院の理学療法士である大槻利夫先生がコースリーダーを務められ、宮沢規章PT主任がアシスタントとして指導してくださいました。自身の職場環境が恵まれていることを改めて実感しました。

この研修では、実技練習を通して、姿勢や動作の分析から個別性を重視した評価・治療の展開を勉強させていただきました。普段は病院内でも複数人での治療検討や勉強会、実技練習などが活発に行われおり知識・技術の研鑽に励んでいますが、他の病院や施設のセラピストの方々との交流は、また病院内で得られるものとは違うものがありとても刺激になりました。評価や治療における様々な視点を身をもって勉強することができたと感じます。

この経験を自身の臨床に活かし、更なる知識や技術を身につけていくことで、今後も患者様の回復に向けた治療を提供していけるよう日々精進していきます。

 

上伊那生協病院 回復期リハビリテーション課 理学療法士 中村一希

第21回日本神経理学療法学会学術大会に参加してきました!

9/9-10に神奈川県で開催された、『第21回日本神経理学療法学会学術大会』に、参加してきました。

ポスター発表では、『感覚性の運動失調を呈した症例に対する、足部機能改善から、歩行立脚期の安定を目指した報告』という演題を発表させていただきました。昨今、運動失調に対する効果的な方法として重錘負荷や弾性緊縛帯、Frenkel体操などが挙げられています。その中で、上伊那生協病院の特色である姿勢・動作の分析から患者様の個別的な要因に対する介入を行った報告をさせて頂きました。ディスカッションでは他病院の職員と活発に話し合いを行うことができ、「患者様の個別性を分析し介入を考えていくことが大切ですね」との言葉をいただくこともありました。

また全国各地の病院や施設で行われた研究報告や演題発表、講演を聴講し、日々発展していく神経理学療法の分野を実感するとともに、様々な意見の交換、交流を行うことができました。

今回の学術大会のテーマは「臨床知への歩み-学際性への架け橋-」でした。各療法士が日々向き合っている臨床経験、より良い医療を行われるために進む研究・知識を学術大会という場で共有する重要性を再確認するこができました。改めて、発展する医科学の知識や技術とともに、目の前の、患者様の個別性を大切にする重要さを実感し、今後も上伊那生協病院の特色を生かしながら患者様の支援に取り組んでいきたいと感じました。

来年は福岡県で行われる予定です。当院からもまた新たな報告ができるよう、日々の患者様とのリハビリ・臨床に取り組んでいきたいと思います。

 

上伊那生協病院 回復期リハビリテーション課 理学療法士 田畑遼

装うことをあきらめないで

「日本人の民族衣装である着物を、身体に障がいがあっても着てほしい」

 

そういった思いから上伊那生協病院回復期リハビリテーション課の埋橋PTが

出張着物着付け師・認証福祉車いす着付け師養成講座を修了しました!!

 

患者様、利用者様が記念の日に着物を着ることができたら

お祭りなどに本格的な浴衣の着付けを経験させてあげたい

ご自宅や療養先にボランティアで着付けに伺います!

 

ご家族様の訪問着 留袖 振袖 袴 浴衣、職員さんの着付けも可能です。

ステキなお写真撮りましょう!

お気軽にお声掛けください。

 

お問い合わせ先:上伊那生協病院 回復期リハビリ課 PT埋橋

リハビリ室 ℡ 0265(79)1731(17時以降に電話対応可能)

 

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