2019年2月16日(土)にボバース関東甲信越神ブロック成人部門合同症例発表会にて当院理学療法士・宮沢が症例報告をさせていただきました。
今回の研修会には発表に先立って特別講演として杏林大学 医学部 統合生理学講師である中島剛先生にお越しいただき「歩行時の体性感覚の影響」をテーマにご講演いただきました。
私達が普段の臨床にて行う歩行練習の中で関連した感覚情報が各種脊髄反射の興奮にどう影響しているかなど、日常的に行う歩行練習を最新の知見を交えてご報告いただけました。
ただひたすら歩くことが本当に良いのでしょうか?
もちろん歩行動作を経験していくことは必要と考えますが、歩くことはヒトにとって高度に調整されている側面があるからこそ、リハビリを提供させていただく私達セラピストが学ばない理由はないと改めて考える時間にもなりました。
そして、今回症例発表させていただき、準備をすすめていく過程に加えて、中島先生はじめ、その他先生方からのご指導もいただけましたことで、自身の臨床を振り返ることができました。今回の発表が終わりではなく、これを受けて日々リハビリテーションに反映していくことが一番の課題でもあり、大変貴重な経験をさせていただくことができました。
この場を借りて今回発表にご協力いただきました患者様に改めて感謝申し上げます。
当院は来年度も学術的な活動として発表をさせていただくことでも、日々の臨床に還元できることを目指し取り組んでいきたいと思います。
理学療法課 宮沢規章
コメントを残す